私のイメージからいうと、「埋葬=お墓」。ですが、時代の流れとともに、埋葬への考え方もずいぶん変化してきているようです。
その理由として、少子化、核家族化という流れがあり、“お墓を代々守っていく”ということがむずかしくなってきたということ。そして、“家”という意識が薄まっているということも挙げられるでしょう。また、個人の価値観が多様化し、埋葬についても自由に意思を表現しやすい時代になってきたということもあると思います。
そこで、近年関心が高まっているのが「散骨」です。遺灰を海や山、川などにまいて自然に返すという“自然葬”に注目が集まっています。
この自然葬、こんなにいろいろな形があるなんて…とビックリしました。海、山、川、湖などはよく聞きますが、その中に「モンブラン葬」という埋葬法を見つけました。これは、ヘリコプターでかの有名なモンブランの上空から散骨するというもの。
他には、専用のカプセルに遺骨を入れ、衛星ロケットに取り付けて宇宙に運ぶ「宇宙葬」。また、里山の地面に遺骨を埋葬し、墓石の代わりに樹木を植えた「樹木葬」などもあります。
斬新な埋葬の形がいろいろと出てきていますが、散骨を行うときには注意しておきたいことがあります。それは、遺骨をすべて散骨するか、それとも一部だけにするかということ。
すべて散骨してしまうと、遺族が故人を偲ぶ対象がなくなってしまい、寂しい思いをすることにもなりかねません。本人だけでなく、家族の意思も確認して考えたほうが良いでしょう。